浦和、不安1敗 痛恨の逆転負けで早くも危機感「攻撃も守備も中途半端」
「明治安田生命J1、浦和1-2広島」(4日、埼玉スタジアム)
昨季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)王者の浦和は今季ホーム初戦で広島に1-2で逆転負けし、1分け1敗となった。広島はMF柴崎晃誠(33)、稲垣祥(26)が得点し、開幕2連勝とした。
かみ合わない。攻めきれない。守りきれない。前半終了間際に先制したが、加点できないまま、痛すぎる逆転負けを喫した。FW興梠は「攻撃も守備も中途半端だった。もっと意思統一してやらないといけない」と敗因を挙げた。
今季は攻撃時はペトロビッチ時代に近い5人が前線に上がる形を取る。その中でサイドを意識するあまり、中央で崩しきれない。先発した3トップの合計シュート数がわずかに1だったことが迫力不足を物語る。
興梠は「ダイレクトでつなぐプレーを選手たちだけでできれば。攻撃面でのコンビネーションが必要」と強調する。痛感したのはコンビネーション不足。「これがずっと続くと危ない。コミュニケーションを取って改善しないと」。早くも危機感を口にした。