川崎“声かけ”で原点回帰 ACL初戦へ鬼木監督「必ず勝ち点3を」

 「アジアCL・1次リーグ、川崎-上海上港」(13日、等々力陸上競技場)

 サッカーのJ1川崎は12日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初戦の上海上港戦に向けて試合会場で冒頭15分間をのぞく非公開練習を行い、最終調整した。

 “声かけ”で原点回帰する。ACLを前にして行われた10日のゼロックス杯・C大阪戦では守備のミスが目立って2-3と敗戦。昨季に光った守備の堅さはなりを潜めた。それだけに主将のFW小林が「ミーティングでも話したが、声かけで改善できる部分はある。声かけでスキをつくらないようにしたい」と語れば、MF中村も「声をしっかり出すのは、神経質になるぐらいやりたい」と話す。

 迎える上海上港は、元ブラジル代表FWフッキ、同MFオスカルら豪華メンバーが並ぶ。だが鬼木監督は「原点回帰、これに尽きる。球際や守備のところを口だけではなく行動で示すことが第一歩。初戦なので、必ず勝ち点3を取りたい」とキッパリ。白星スタートで、アジア王者への第一歩を飾る。

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