川崎・小林「借り返したい」 リーグ王者がルヴァン杯V逸のリベンジへ

 「富士ゼロックス・スーパーカップ、川崎-C大阪」(10日、埼玉スタジアム2002)

 国内サッカーシーズンの幕開けとなる富士ゼロックス・スーパーカップに向け、J1川崎は9日、神奈川県川崎市内でセットプレーやPK練習などで調整した。公式会見にはFW小林悠主将(30)とDF車屋紳太郎(25)が出席。昨季のルヴァン杯決勝ではC大阪に敗れただけに、小林は「借りを返したい」とリベンジを宣言した。

 忘れもしない記憶がある。勝ってしかぬぐい去れない悪夢がある。小林は誓った。「悔しい思いをさせられた相手。借りを返したい」。昨年11月4日、ルヴァン杯決勝でC大阪に0-2と敗戦。同じ相手、同じ埼玉スタジアムでリベンジ宣言だ。

 「とにかく一発勝負。内容も大事だけど結果にこだわりたい」と勝利に徹する。その上で得点を狙う。昨季得点王を争ったFW杉本との対戦に「そこも負けたくない。チームを勝たせるゴールを決めたい」と約束した。

 昨季はルヴァン杯を逃したが、その後にJリーグのタイトルを獲得。シルバーコレクターの不名誉な称号を、ついに返上した。それでも「達成感はなかった。取り逃したタイトルもあった。毎年うまくなりたいという思いはある」という。J王者の喜びより、敗退した屈辱の方が思いとしては強い。

 シーズンの幕開けとなる一戦でタイトルをかけて戦う。「あの感動をもう一度味わいたい。タイトルがかかった試合はとりたい」。優勝から、2018年をスタートさせる。

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