流経大柏・加藤のスーパー決勝ボレー 監督も「ビックリ、こんなことねえだろう」

後半、先制ゴールを決めジャンプして喜ぶ流通経済大柏・加藤蓮=埼玉スタジアム(撮影・棚橋慶太)
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 「全国高校サッカー選手権・準決勝、流通経大柏1-0矢板中央」(6日、埼玉スタジアム)

 流通経大柏(千葉)が10年ぶりの優勝に王手をかけた。後半19分、DF近藤立都(3年)の左サイドからのクロスを、右サイドを駆け上がった途中出場のMF加藤蓮(3年)が右ボレーで合わせる、レベルの高い決勝ゴールを決めた。

 加藤は「立都が逆サイドから申し分のないボールを上げてくれて、合わせるだけだった。立都のおかげ。決勝も自分のゴールでチームに貢献したい」と話した。

 本田裕一郎監督は決勝点について「マグレなシュートがストンとはいった。もう一度やれと言われたらできないようなシュートがね。ビックリしました。こんなことねえだろうと」と手厳しい評価。試合を総括して「あまりいい試合じゃないので、ちょっとムカついてる。普通の練習試合ならこっぴどく怒る内容。ただ4試合やって失点0はよかった」と振り返った。

 8日の決勝は上田西-前橋育英の勝者との対戦。「両方とも力のあるチーム。挑戦者のつもりで行かないとできない。大きな夢を何としてもかなえさせてあげたい」と話した。

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