阪神・森下 1試合2発!敵地でキング独走26号&27号 同率首位決戦第1R大勝 15日にもマジック33点灯

 「巨人1-9阪神」(11日、東京ドーム)

 同率首位決戦を制し、マジック点灯が見えた!阪神・森下翔太外野手(25)がホームランキング独走の1試合2本塁打で巨人を粉砕した。三回に26号ソロ、七回には27号ソロを放った。森下、近本、佐藤輝のアーチそろい踏みは初、東京ドームでのチーム1試合4発は4年ぶり。虎は単独首位に返り咲き、最短で15日にも優勝へのマジックナンバー33が初点灯する。

 真夏の首位決戦第1ラウンド。森下が豪快な2発で球場を熱狂させた。ホームランキングの大活躍で宿敵を沈めた。

 「結果勝てましたし、場面的にもいいところで打てたんで、よかったなと思います」

 まずは1-0で迎えた三回、山崎の変化球を完璧に捉えた。打球は左中間スタンド中段に飛び込む、推定飛距離130メートル超えの26号ソロ。ダイヤモンドを一周しながら、黄色く染まった左翼席へ向かって、右手を突き上げた。右腕に対しては試合前の時点で通算打率・192と、なかなか打てていなかったが、一振りで結果を出してみせた。

 これで終わらない。6-1の七回は、田和からセンターバックスクリーンへ27号ソロ。今季3度目の1試合2発で、巨人戦では初めてのことだった。ベンチに戻ると、満面の笑みで仲間とハイタッチを交わした。

 またしても、得意の球場で輝きを放った。東京ドームでは今季、打率・351。5本塁打はビジターで、もっとも打っている球場だ。敵地でG党を黙らせている。ここ7試合は一発が出ず「ちょっと自分の中でも苦しんでたんで、ずっと試行錯誤してました」と、もがいていた。直近の試合では、追い込まれてからノーステップ気味の打法も試すなど、最善策を探っていた中、久々に手応えのある打撃ができた。

 アクシデントに見舞われた場所で、不安を払拭した。7月28日の球宴1戦目、ホームランダービーに出場し、試合もスタメン。ただ、「下半身のコンディション不良」で早々に退いた。翌日は長距離移動が困難な状況で、第2戦の地・富山に行くことすらできず。ファン投票1位で選出も、悔しい思いをしていた。

 それでも東京に残り、できることから取り組んだ。痛みが和らいでくると「止まっているより動いた方がいい」と宿舎のプールでウオーキングをするなど、早期回復へ全力を尽くした。後半戦初戦こそ、スタメンを外れたが、次の試合からは「3番右翼・森下」が帰ってきていた。

 同率首位に並んでいた巨人に大勝し、一歩前に出た。最短で15日にも優勝マジック33が点灯する。「初戦を取れたのはでかいので、引き続き頑張りたい。また明日、いい形で入れるように準備したいです」。また一つきっかけをつかんだ森下が、歓喜の瞬間へ向けてギアを上げていく。

 【最短は15日】阪神の優勝マジック点灯は最短で15日。阪神が12、13日巨人戦に○○の上で、14日から阪神が広島戦に○○または○△、巨人が中日戦●●のときマジック33となる

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