ハリル日本 W杯ベースキャンプがカザニに決定 1次L3会場のほぼ中間で移動楽々

 日本サッカー協会は14日、来年6月に開幕するロシアW杯に出場する日本代表のベースキャンプ地が、中部のカザニに決まったと発表した。ロシア1部リーグに所属するルビンの施設を使用。1次リーグで日本の試合会場となっているサランスク、エカテリンブルク、ボルゴグラードへのアクセスも良く、宿泊施設と練習ピッチが同じ敷地内にあることなどが決め手となった。日本代表はこの日、2大会ぶりの優勝がかかる東アジアE-1選手権の韓国との最終戦(16日・味スタ)に向けて都内で調整した。

 ハリルジャパンの“基地”がカザニに決まった。日本協会の西野委員長が「(ルビンの)チームが使っている施設を、利用させてもらうことが決定した」と明らかにした。

 決め手は立地と施設の充実にあった。同委員長は「宿舎と練習場が同じ施設内にあり、いろんな施設が充実している。トレーニング環境を第一に考えたい中で(決めた)というのと、全会場の中心にあり、各会場にスムーズに移動でき、負担が軽い」と説明した。

 練習ピッチまで徒歩1分の宿泊施設は、日頃はルビンのトップチームが使用。宿泊棟の内部には室内ジム、プール、サウナ、ミーティングルームなどが完備。代表スタッフが「特別に追加リクエストするものはない」と語るほど整っている。

 カザニは首都モスクワから約820キロ東に位置する人口約120万人の大都市。日本が1次リーグを戦う3会場の中間点に近く、来年6月19日の初戦でコロンビアと対戦するサランスクまでは空路約40分、セネガルとの第2戦のエカテリンブルクまで1時間10分、ポーランドと最終戦を行うボルゴグラードまで1時間半でアクセスできる。

 1次リーグで敗退した前回ブラジル大会で失速の原因にもなった気候も安定している。13年7月に同地で行われたユニバーシアードに参加したDF車屋は「日本の夏と同じぐらいだった」と振り返るが、国際サッカー連盟の発表資料によると、6月のカザニの平均気温は18度前後と過ごしやすい。

 日本代表はオーストリアでの事前合宿を計画しており、コロンビア戦の1週間前をメドにカザニ入りするとみられる。

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