Ｊ１のＦＣ東京が２３日、ＤＦ徳永悠平（３４）が来季Ｊ１昇格を決めた長崎へ完全移籍すると発表した。徳永は長崎県出身で、郷土のクラブのために一肌脱ぐことになる。

　徳永はＦＣ東京を通じて、「このたび、Ｖ・ファーレン長崎への移籍を決断しました」と報告。「最大限の評価と慰留をしていただきながらも、自分の決断を尊重してくれたクラブに感謝しています」と心境をつづった。

　早大時代の０３年、０４年も特別指定選手としてＦＣ東京でプレーしてきた。プロとしては０６年から１２シーズン、ＦＣ東京ひと筋で力を注いできた。「みなさんと共に勝利を喜びあったり、結果が出ず悔しい想いをしたり、様々な感情を共有できたこと、その全てが自分にとって幸せな時間だったと感じています。これからも徳永悠平を応援していただけたら嬉しいです」とサポーターに呼びかけた。

　長崎を通じてもコメントし、「長崎を愛するファン・サポーターのみなさん、初めまして徳永悠平です。地元・長崎がさらに盛り上がるよう全力を出し尽くしたいと思っています。クラブの発展、そして勝利のためにともに闘いましょう！みなさん、来季からよろしくお願いします！」とした。

　徳永はオーバーエージ枠で出場した１２年ロンドン五輪で４強入りに貢献するなど国際経験も豊富。Ｊ１通算３５８試合に出場し、４得点を挙げている。