サッカーJ2の長崎は11日、讃岐に3-1で勝利し、本拠地最終戦でJ1昇格を決めた。チームの経営危機もありながら、応援し続けてきたファンからは「夢がかなった」「ずっと待っていた」と歓喜の声が上がった。
ホームのトランスコスモススタジアム長崎(諫早市)には、チームカラーのオレンジや青のユニホームを身に着けたサポーターらが詰め掛け、J2参入後の最多となる観衆2万2407人が声をからした。
試合終了のホイッスルが鳴ると選手だけでなく、観客らの目にも涙が浮かんだ。長崎市の小森好質さん(73)は「J1は夢だった。ホームで決めてくれてうれしい」と笑顔で話した。