金崎V弾で鹿島連覇王手!最短で次節…昌子「残り3つ勝つだけ」

 「明治安田生命J1、鹿島2-1札幌」(29日、カシマサッカースタジアム)

 鹿島はFW金崎夢生(28)の勝ち越し点で札幌を2-1と退け、2試合ぶりの勝利で勝ち点67として首位を守った。2位川崎が柏と2-2で引き分け、同63で首位と4差に広がったため、次節にも鹿島の2年連続の優勝が決まる。C大阪は大宮を2-1で下して3連勝、勝ち点57で3位に上がった。最下位の新潟は鳥栖を1-0で破り、3戦負けなしでJ2降格決定を免れた。

 漂う暗雲は、北の大地でふり払った。2位川崎に勝ち点2差とされて乗り込んだ札幌の地。後半2分にMF三竿健のJ初ゴールで先制。同点とされて迎えた同25分には金崎が決勝弾。公式戦3戦ぶりの勝利を飾った。

 「うれしかった。入っちゃった、という感じ」。初体験を三竿健は初々しく振り返る。大岩体制になって出場機会が増えた21歳。ゴールを決めて、仲間の待つベンチに疾走。喜びを分かち合った。

 「ベンチの人と喜ぼうと決めていた。ここに来ている18人で、きょうは戦っている。出られない人の気持ちも分かるつもり。責任をもってやりたい」。レギュラーの座をつかんでも、変わらぬ思い。一丸となったチームの強さを象徴していた。

 試合後。ロッカールームのモニターには、2位の川崎戦がライブ中継されていた。全員がくぎ付けになったが、小林の同点ゴールの直後、チーム関係者がテレビを消した。そして口々に声が上がる。「よそのチームは関係ない」-。

 川崎が引き分け、勝ち点差は4。変則日程となる次の32節は、鹿島が11月5日の浦和戦に勝ち、川崎が同18日のG大阪戦に敗れれば優勝が決まる。昌子は「本当によそは関係ない。残り3つ、勝つだけ」。一丸となって勝つ。そして大きな喜びを分かち合う。

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