【一問一答】長友ミラノダービーにフル出場「勝つことで評価される」

 「イタリアリーグ、インテルミラノ3-2ACミラン」(15日、ミラノ)

 サッカーセリエA第8節インテル・ミラノ対ACミランが15日夜(日本時間16日早朝)、ミラノのサン・シーロ・スタジアムで行われ、インテルがFWマウロ・イカルディ(24)のハットトリックで3-2とミラノ・ダービーを制した。日本代表DF長友佑都(31)は4-2-3-1の左サイドバックでフル出場した。これでインテルは勝ち点22と単独2位に浮上した。次節は21日に首位のナポリと直接対決する。

  ◇  ◇

 -ミラノダービーの劇的勝利、そして個人でもフル出場といいことづくめの一戦だった。

 「とにかく勝ったことが全てかな、と思う」

 -試合自体は最後まで厳しかった。

 「ミランはいい選手がそろっているので、最後までどうなるかわからない試合で、やっている自分たちも非常に苦しい試合だった」

 -ミランの11番のボリーニを止めるのが大きな課題だったのではないか。

 「ボリーニだけじゃなく(ミランのMF)スソも入ってくるし、FWの選手も流れてきたりとなかなか大変でしたよね」

 -後半は流れが変わった。

 「ミランのペースになったんですけれど、ただ締めるところをっかり締めてやれば問題ないかと思っていた。結果的に2点取られたんで、そこは反省しないといけないですね」

 -2点目の失点は?

 「サイドチェンジの場合に相手が5バックなので、僕自身が最初からボリーニについていることは無理なんですよね。スソも入ってきたり、中に選手がいるんで僕は絞らなきゃいけない。どうしてもあそこは対応が遅れてしまう。サイドチェンジをされた時に。そこはなかなか難しい状況でしたけれど」

 -8試合を見た中で、今日の試合に象徴されるように昨季とは違って精神的な強さが出ている。

 「勝利のメンタリティーというか、それは監督自身が自分たちにこう植え付けていってくれているのではないか、と思う」

 -勝ち点を取ることによって、それが自信になっている。

 「うーん、特にイタリアは全てですよね、勝つことが。内容はどうであれ、勝つことで評価される。それが全てかなと思いますけれど」

 -次は全勝中の首位ナポリとの試合になる。

 「アウェーですし、今日の試合よりもより厳しくなると思います。ナポリの試合は昨日も見てましたけれど相当強いチームで、世界でも1、2を争ういいサッカーをしている」

 -代表の試合後、日程を1日早めてイタリアに戻ってきた。ダービーのためか。

 「1日でも1時間でも1分でも早く帰りたいなと思っていたんで、代表戦が終わってすぐ羽田に行ってドイツ経由でした。少しでも早く時差ボケを取って、リカバリーをしっかりするために帰りました」

 -夜便で帰るとリカバリーがやりやすいのか。

 「そうですね。結局、朝にこっちに着くんで、本当1日おいたら夜に着く便が朝に着くということで、しっかり食事をとったり練習場に直行してケアを受けたり、全然そこは違うかなと。1日、半日違うだけで」

 -スパレッティ監督について一言。指導方法は。これまでの監督と違うところは。

 「これまでの監督も素晴らしかったけれど、まずやっぱり守備も攻撃も戦術が細かいというところだと思う。選手のメンタルコントロールがうまいですよね。乗せるのもそうだし、やっばり試合に出ていない選手は落ち込んでしまいがちですけれど、そういう人もモチベーション高く戦っているんで文句言う選手も一人もいない。やっぱりそのケアは監督によって一番難しいと思う。11人しか選べない、後の選手は不満を持つっていうか、それを出てない選手も不満を持っていないんで、すごいと思います」

 -前日まで試合のフォーメーションがわからない練習をしているのか。

 「いや、前日までというか、試合前のミーティングまで分からないですから、誰が出るか。だから準備していないと、ですね」

 -今日の試合は約8万人という記録的な観客数だった。いつもより情熱が感じられたか。

 「勝っていることが全てかなと思いますよ。負けていたらこういうふうにはならないし、やっぱり勝ち続けているということは、サポーターのテンションがモチベーションを上げてくれるのではないか。そこが全てだと思います」

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