“史上最少国”アイスランドW杯初切符 人口34万弱の快挙「誇りに思う」

 「ロシアW杯・欧州予選、アイスランド2-0コソボ」(9日、アイスランド)

 最終節が行われ、I組はアイスランドがコソボを2-0で破り、初出場を決めた。クロアチアが2位となり、プレーオフに進出。D組ではセルビアが2大会ぶりの出場。アイルランドが2位でプレーオフに回った。G組は突破が決まっている首位スペインとプレーオフ進出の2位イタリアがともに勝った。欧州予選はA~I組の各組1位が本大会に出場。同2位のうち成績上位の8チームが、11月にホームアンドアウェー方式のプレーオフで残り4枠を争う。

 北大西洋にある小さな島国が夢舞台に立つ。アイスランドの人口は34万に満たず、これまでW杯に出たどの国・地域よりも少ない。ハルグリムソン監督は「言葉が見つからない。成し遂げたことを誇りに思う」と感激の面持ちだった。

 初出場した昨年の欧州選手権でイングランドを破って8強入りした健闘は記憶に新しい。W杯予選でも球際の激しさと終盤も落ちない運動量は健在。「欧州選手権の出場チームが四つもいた。タフな組だった」(同監督)という中で堂々の1位。突破の懸かった最終節も中心選手のMFシグルズソン(エバートン)が先制弾を含む1ゴール1アシスト。特色を存分に出し、2-0と快勝した。

 首都レイキャビクの夜空には歴史的瞬間を祝う花火が上がった。同監督は「われわれは欧州代表としてW杯に行く。大きな国を倒すために一丸で戦う。それが、自分たちの唯一の道だ」と、ロシアでの戦いを思い描いた。

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