ハリル監督が国内組に“公開説教”「もっと成長しろ」

 親善試合・ニュージーランド戦(6日・豊田ス)に臨むサッカー日本代表は1日、豊田市内で合宿をスタートさせた。合宿初日は国内組9人のみが参加となったが練習前のピッチではバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が、選手に対し“公開説教”を敢行。W杯本大会に向け、国内組が成長する必要性を説き、危機感をあおった。またFW杉本健勇(24)=C大阪=は、代表定着に向け親善試合2試合でのアピールを誓った。

 夕暮れのピッチに、指揮官の厳しい声が響く。練習前の恒例となっている円陣。その時間は約20分。ハリルホジッチ監督は「最近のパフォーマンスは低い。他にも良い選手がいる。毎試合見ているぞ」と国内組にハッパをかけた。

 成長を促すことが目的ながら、その口調は激しい。「W杯に行くには、もっと成長しないといけない。特に国内組は、という話だった」とGK東口。初日から参加した選手が所属する鹿島、C大阪、G大阪、川崎、柏の中、週末のJリーグで勝利を挙げたのは川崎のみ。代表選手のパフォーマンスに、指揮官は満足していなかった。

 さらに、国内組に対して“世界基準”の目線を持ち続けることも要求。来月10日にはブラジルとの親善試合を控える。ブラジル代表FWネイマールの名前を出して「もしネイマールにスペースを与えたら、そこでやられる。そのスペースを与えるな。W杯はそういう戦いになる。Jでもそういうスペースを与えるな」と話した。国内のリーグ戦においても、常に世界を意識した戦いを求めた。

 ロシアW杯まで残された時間は約8カ月。「監督は代表選手に完璧に近いものを求めている」とDF昌子。厳しい言葉で成長を促し、チームのレベル上げをはかる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス