“未完の大器”C大阪FW杉本健勇がW杯予選初招集

 日本サッカー協会は24日、W杯アジア最終予選のオーストラリア戦(31日・埼玉)とサウジアラビア戦(9月5日・ジッダ)に臨む日本代表メンバー27人を発表した。

 最終予選の大一番で“未完の大器”がようやく代表に名を連ねた。W杯予選初招集となった杉本健勇(24)は「選ばれてうれしく思う。セレッソでやっている時と同じように、気持ちのこもったプレーが大事になる」と意気込んだ。

 187センチと長身ながら足元の技術にも長けており、ハリルホジッチ監督は「非常に質が高く、体格もある珍しいタイプ」と評価した。今季は5試合連続ゴールを記録するなど直近7試合で8得点を量産。J1では自己最多となる14得点を挙げ、得点ランク2位と躍進を遂げている。

 欧州からも熱視線が注がれており、関係者によると、7月下旬のスペイン1部レガネスからの打診を皮切りにジローナなど複数クラブが関心を示しているという。杉本は去就について「何も決まっていない」と明言を避けた。まずは26日の鹿島戦で代表にふさわしい力を証明する。

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