テレビから消えたブレークタレントが借金1億2000万…出資詐欺で劇団が大赤字 現在はたこ焼き屋も経営

テレビ東京
池谷直樹氏=2017年
2枚

 テレビ東京「ありえへん∞世界」が2日に放送された。

 この日は「昭和の常識は令和の非常識!?SP」を進行した。

 この日は、TBS系「スポーツマンNo.1決定戦」などで一世を風靡した池谷直樹氏の「今」に密着した。

 池谷氏は、1990年代から2000年代にかけて、トップアスリートやタレントが火花を散らした同番組の名物企画「モンスターボックス(跳び箱)」の世界記録保持者となるなど、類い希な身体能力を披露。スポーツ系タレントとして一躍、人気者となった。

 番組で、池谷氏への取材を試みると、現在は、たこ焼き店「池谷直樹の跳びたこ焼き」を経営していることが分かった。池谷氏はたこ焼きの本場、大阪で修行したのちに開店。週末はキッチンカーも出店している。

 池谷氏は同番組で得た賞金を聞かれると「総合優勝は7回はしてるんじゃない?(賞金総額は)10年で3000万円ぐらいですね」と述懐。近況を聞かれると「借金はありますね。1億2800万あった。この前。自己破産するか?みたいなのも考えたこともありますけど」と切り出した。

 池谷氏は、2001年から筋肉で音楽を奏でる舞台マッスルミュージカルに中心メンバーとして参加。斬新な組み合わせが話題となり、日本のみならずラスベガスでも公演を行うほど人気の舞台となったが、2011年に、マッスルミュージカルの運営会社が突然倒産した。

 「僕たちもびっくりしたんです。急に」と説明。出演していたアスリートたちが突然収入を失い、路頭に迷ってしまったことから、池谷氏は、2012年に筋肉と音楽を掛け合わせた劇団「サムライ・ロック・オーケストラ」を旗揚げした。

 池谷氏は「スポンサーっていうか。お金を出してくれるっていう人が現れて…」と、ある会社の社長が出資に名乗りをあげ、不慣れだったスポンサー集めや支払い業務なども担ってくれることになったと述懐。

 「九州ツアーから始まるんですけど、その1週間前に旅行会社から連絡がきて。『ツアーの旅費と宿泊代が支払われてないんで支払ってもらえますか』?みたいなのから始まって。お金を出すって言ってた人が全部支払いをしてなかった」と説明。その人物が池谷氏の名前を使って、スポンサーからお金を集め、公演直前にほとんどを持ち逃げしてしまったという。 「渡航費の500万ぐらいは払ってなかったし。で、九州公演は全部中止。チケットの払い戻しがありますね。マイナス2000万ぐらいからスタートしました」と振り返った。

 出資詐欺の被害を受けて巨額の借金スタートとなったものの「他の出演者のこととか考えると、続けないといけないとか。こういうものがなくなるって、自分が経験してるでしょ。マッスルミュージカルで」と説明。劇団を継続したが、慣れない運営に伸びない客足で。公演をする度に赤字は増え続けていったという。「気づいたら(借金は)1億2000万」と話した。

 現在の池谷氏は、劇団、たこ焼き屋のほかにも、体操教室を運営。3つの仕事を抱えながら「(借金は)なんとかなると思って。自己破産するか。みたいなのも考えたこともありますけど。でも、それをやるとまた昔の二の舞いで」と劇団員たちの生活を支えるためにも、借金の返済と劇団継続を同時進行していく決意を誓っていた。

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