鹿島、セビリアに2-0快勝 昨季スペイン4位の強豪に粘り勝ち

 「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ、鹿島2-0セビリア」(22日、カシマサッカースタジアム)

 鹿島がスペイン1部の強豪セビリアを下した。試合を通じて、相手に主導権を握られる苦しい展開となったが、後半27分に途中出場のFW安部裕葵がドリブル突破でチャンスを作り、FW鈴木優磨が先制点。さらに終了間際にはMF遠藤康の左CKを鈴木が頭で合わせて加点した。

 粘りの勝利だった。昨季、スペインリーグ4位の強豪は試合開始から鹿島を押し込む。球際でキッチリと競り勝ち、ボールを保持。鹿島はGK曽ケ端を中心に無失点で45分間を乗り切るが、前半だけで9本のシュートを打たれるなど圧倒された。

 だが、後半に入ってセビリアはペースダウン。ベリッソ監督が「後半は前半のリズムをキープできなかった」と振り返るように、徐々に鹿島が攻め込む時間帯が増える。そして後半27分に途中出場のFW安部が右サイドからドリブル突破。3人をかわしてチャンスを作ると、最後はFW鈴木が左足でゴールへと流し込んだ。終盤のヘディング弾も含めて2得点の鈴木は「個人的には1点目がFWとして理想の形」と語り、決勝アシストの安部も「冷静に(周囲が)見えていた。自然に体が動いた」と納得の表情を見せた。

 18歳の安部と、21歳の鈴木という若いパワーで、昨季の欧州CL16強クラブを撃破。それでも、鈴木は冷静に語る。「点を取れたのは良かったが、相手はまだシーズン中ではなくて体を作っている段階。それでも前半はあれだけボールも回された。下手にセビリアに勝ったんだと思わず、慢心せずにやっていきたい」と気を引き締めていた。

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