DF吉田はドローに沈痛「本当に悔しい」

 「W杯アジア最終予選、イラク1-1日本」(13日、テヘラン)

 日本はFW大迫勇也(ケルン)のゴールで先制しながら後半に追いつかれ、ドローで試合を終えた。ディフェンスリーダーであるDF吉田麻也(サウサンプトン)は「無失点で終えられるゲームが少ないので、本当に悔しいです」と沈痛な面持ちで語った。

 失点シーンではイラクのアラーの突破から生まれたピンチを切り抜けきれず、マハディに押し込まれた。インタビューエリアに姿を見せると、暗い表情のまま「次のオーストラリアに勝つ事だけですね」と絞り出した。

 試合展開そのものは「賢く戦わなきゃいけないと思っていましたし、後半体力の消耗はかなりあると思っていたので、先制点をとって後半に追加点がとれれば一番良かったんですけど…」とし、追加点を奪えず勢いが止まってしまったことを反省。「勝ち切る力をもっともっとつけないといけないですし。1点取った後にペースダウンするんじゃなくて、もう1点さらに取りに行くという勢いをもっと見せないといけなかったんじゃないかと思います」と課題点を挙げた。

 納得のできない結果とはいえ、8月31日、ホームでのオーストラリア戦に勝てばB組の2位以上が決まり、ロシアW杯本大会出場権を得る。「オーストラリアにしっかり勝って、サウジのことは置いて、オーストラリアに集中しないといけないと思います」と前を向いた。

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