U-20久保が決勝アシスト「初戦のできはまずまず」
「U-20W杯・1次リーグD組、日本-南アフリカ」(21日、水原)
15歳で飛び級招集されたFW久保建英(FC東京U-18)は後半14分に途中出場し、世界大会デビューを果たした。後半27分には左サイドからのクロスでMF堂安律(G大阪)の決勝ゴールをアシストした。
三好との交代でピッチに投入された直後、2トップを組む小川へノールックでのスルーパスを通し、観衆をうならせた。
存在感を示したのは27分。堂安からのパスを左サイドを駆け上がりながら受けると、ゴロのクロスを入れた。これを堂安がきっちりとゴール右に決めた。
FIFA主催の世界大会には初出場だったが、「思っていた通り本当にレベル高くて、個々の球際で圧倒される場面があったんですけど、チーム一丸となって勝利で飾れたことは本当に大きかったと思います」と冷静に感想を語った。
決勝アシストのシーンは、相手が日本語が分からないという状況を踏まえて、堂安が「後ろ!」と指示を出していたため、ゴールとは逆方向のクロスを入れた。「後ろっていうのが聞こえたのであとは(堂安に)合わせるだけでした」と好連携を振り返った。
次戦は24日にウルグアイと顔を合わせる。「チームとしても個人としても初戦のできはまずまずだったので。次はもう1個ギア上げて、しっかり次のウルグアイ戦も勝って3戦目に余裕を持って臨めるようにしたいです」と力強かった。