神戸の19歳・中坂が決勝点 U-20W杯落選も6戦5発

 前半43分、神戸MFウエスクレイのシュートを相手GKがはじいたこぼれ球をMF中坂(31)が押し込んで先点を決める
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 「ルヴァン杯・1次リーグ、神戸1-0鳥栖」(3日、ノエビアスタジアム神戸)

 B組の神戸は1-0で鳥栖を下し、3戦全勝の勝ち点9で首位を守った。

 頼もしい19歳が神戸を3連勝に導いた。左MFで先発出場したMF中坂勇哉(19)は前半43分、MFウエスクレイが放ったシュートのこぼれ球に鋭く反応。相手DFともつれ合いながら決勝点を押し込んだ。ボールに触れたか微妙な状況だったが「かすった気がする。気迫のゴールということにしておいて下さい」といたずらっぽく笑った。

 ルヴァン杯では4月26日の大宮戦(ノエスタ)に続く2戦連発。公式戦17試合3得点だった昨季を早くも上回り、公式戦6試合5得点とプロ2年目のブレークを果たした。「昨年より結果にこだわる気持ちが強くなった」と躍進の要因を分析する中坂は「2桁得点を取りたい」と強気に宣言した。

 97年生まれの東京五輪世代。今月から韓国で開催されるU-20W杯日本代表入りは惜しくも逃したが、次に見据えるのは20年東京五輪。全国的にはまだ無名の存在だが「正直、そこは出たい。最後の最後に結果を出せれば」と3年後に控える自国開催の祭典に照準を定める。

 「自分の力を試したかった」と故郷の徳島を離れ、中学時代から神戸一筋。神戸U-15のセレクションでは一次選考で圧倒的な存在感を放ち、最終選考まで一足飛びで進んだ。サイドハーフでの起用が続くが、育成年代ではトップ下を主戦場にしてきた。自由奔放なプレーが持ち味の天才肌は「神戸の中心としてプレーしたい。神戸に恩返しをしたい」とクラブ愛を強調した。

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