Ｊ１神戸が２０日、神戸市西区のいぶきの森球技場で始動し、３季目を迎えたネルシーニョ監督（６６）は「本気でタイトルを狙えるチームで指揮を執ることにやりがいを感じる」とクラブ初のタイトル獲得に向けて決意をにじませた。

　獲得を目指している元ドイツ代表ＦＷルーカス・ポドルスキ（３１）について、チーム内の反応もさまざまだ。ＦＷ渡辺千真（３０）は「神戸というチームが注目されるのはうれしいこと。（ポドルスキの印象は）左足のシュートやドリブルに特長があるイメージ」と歓迎した。

　ＤＦ岩波拓也（２２）は１４年にＣ大阪入りした元ウルグアイ代表ＦＷディエゴ・フォルラン（３７）を例に挙げながら「来てくれて優勝できるならいいけど、そう簡単ではない。すごい選手だけど、一選手として戦わないといけない。勝つためにいいメンバーがそろえばいい」と冷静に受け止めていた。