FC東京の15歳・久保建英、無得点を反省 「決めなきゃいけない試合」

 ファールをもらいフリーキックを得るも外してがっくりの久保建英
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 「ルヴァン杯・1次リーグ、FC東京1-0札幌」(3日、味の素スタジアム)

 U-20W杯に15歳で飛び級選出されたMF久保建英が後半21分にMF永井に代わって途中出場し、トップチームでの公式戦に初出場した。J1のレベルの高さを体感したという久保は「自分もやっと1歩踏み出せたという感じです」としみじみと語った。ただ、無得点に終わったことには「決めなきゃいけない試合だった」と厳しい言葉も発した。

 ピッチに立つと、セットプレーからの流れでシュートを試みたもののブロックされた。後半30分過ぎからは主にFWピーター・ウタカのやや後方で2トップとしてプレーした。途中交代で入ったフレッシュさを生かして積極的に前線から守備にも力を尽くした。

 後半39分には敵陣をドリブルで駆け上がり、ファウルを受けた。高萩、東、阿部といったチームメートから「蹴っていい」という後押しを受けFKのボールを自らセット。左足で約20メートルの距離を直接狙ったが枠の左上に外れた。

 試合を終えた久保は「Jリーグというのは本当にレベルの高いところで、自分もやっと1歩踏み出せたという感じですかね。ボールスピード(の速さの違い)や、1タッチプレーがJ3より多かった」と冷静に振り返った。FKを含め、ゴールに迫るシーンもあっただけに、「本当に悔しいです」とひと言。「決めなきゃいけない試合だった」と頼もしかった。

 FKを得たドリブルのシーンは「あそこでしかけなかったらFWじゃない」。守備についても「相手も味方も疲れている選手ばかりの中で、自分が走れなかったら交代で出た意味がないなと思って。そこは意識していました」と力強い言葉を多く残した。

 究極の目標を世界トップレベルの選手に掲げる久保。「今の時点で自分は他の同年代の選手より半歩ぐらい前にいれているかなと思っています。スタートが早いだけじゃなく、失速せず、どんどん上に行きたいと思っています」と宣言した。

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