ソフトバンク 柳田にアクシデント 走塁中に右足を痛めたか 担架が運び込まれる事態に本拠地騒然 次打席で代打送られる
「ソフトバンク2-1広島」(31日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクの柳田悠岐外野手をアクシデントが襲った。
三回1死の第2打席。二塁へのゴロを放ち、一塁へ向かった際、途中から足の運びがおかしくなった。一塁にはヘッドスライディングを見せるも判定はアウト。その直後、激痛で表情をゆがめた。
慌ててベンチからトレーナーや首脳陣が飛び出し、柳田は仰向けになって苦痛をこらえるシーンも。右足を伸ばすようなしぐさを見せており、グラウンドに担架が運び込まれ、本拠地は悲鳴につつまれた。
その後、首脳陣に肩をかつがれながらベンチへと戻った柳田。その際も苦悶の表情を浮かべていたが、スタンドからは「頑張れ柳田」コールがわき起こっていた。
だが五回2死一塁の第2打席で代打・中村晃が告げられ、柳田は途中交代となった。
主軸の負傷交代にチームは激震が走ったが、ここで奮起するのが首位を走る強さの証拠だ。八回、山川、近藤の連打で1死一、三塁とすると栗原が左翼へ犠飛を放ち、「今年一番早い山川さんを見た」と山川が全力疾走で決勝のホームを陥れた。
投手陣も二回以降、無失点で踏ん張り連敗ストップ。お立ち台に立った栗原は柳田の負傷交代について「こういう試合は負けられない」と力を込めていた。