浦和6発で2年連続ACL決勝T進出 攻撃陣ノリノリ!李「通過点」
「ACL・1次リーグF組、浦和6-1ウェスタン・シドニー」(26日、埼玉スタジアム2002)
第5戦が行われ、F組首位の浦和はホームでウェスタンシドニー(オーストラリア)を6-1で下した。4勝1敗の勝ち点12で2位以内を確保し、2年連続で16強による決勝トーナメント進出を決めた。E組の鹿島はアウェーで蔚山(韓国)に4-0で快勝し、3勝2敗の勝ち点9とした。
格が違った。22日の札幌戦からFW興梠、FWラファエルシルバら先発5人を入れ替えながら、6発圧勝劇。前半はMF関根の先制弾を皮切りに、代役のFWズラタン、FW李が決めて3点。後半は途中出場のラファエルシルバが2発、興梠が1発。決勝トーナメント日本勢一番乗りを決めた。
「素直にうれしいけど、通過点にすぎない。もっと上を見ている」。1ゴール1アシストの李は前を向いた。
1次リーグ2位突破だった昨季は決勝トーナメント1回戦で敗退。GK西川は「今年は1位で通過する」と誓い、DF槙野は「次のステージを見据えている」と語気を強めた。
1位通過なら、決勝トーナメント1回戦で強豪・江蘇(中国)との対戦を避けられる。現在、同組の上海上港と勝ち点12で並ぶが、直接対決の結果で浦和が首位に立つ。次戦勝利で1位通過を決める思いだ。
李は「前線の選手は乗った選手が試合に出られると思ったけど、まさかみんなが乗るとは」と言う。誰が出ても点を取る。抜群の決定力で、アジアの頂点を目指す。