カズ50歳弾に中学時代の恩人も笑顔

サポーターを背に勝利の喜びを分かち合う三浦知良=ニッパツ三ツ沢球技場
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 「明治安田生命J2、横浜FC1-0群馬」(12日、ニッパツ三ツ沢球技場)

 横浜FCのFW三浦知良が前半40分に先制ゴールを決め、自身が持つJリーグの最年長得点記録を50歳0カ月14日に更新した。試合はこの1点を横浜FCが守り切り勝利。後半13分でベンチに退いたカズがマン・オブ・ザ・マッチに輝いたが、実はこのゴール、中学時代の“恩人”に届けられた一撃でもあった。

 試合後の関係者室で取材応対を終えたカズが、報道陣に「紹介したい人がいるんです」と切り出した。視線の先にはカズが通っていた静岡市立城内中学校の同級生、小林一央(かずや)さんがいた。

 カズによると「彼は一番成績が良くて、僕は一番成績が悪かったんですよ。夏休みの宿題を毎年、見せてくれて。夏休みの1週間前ぐらいにすごい量、来るでしょ。1日で一央はそれをやってきてね。僕にくれるんですよ。作文以外は全部彼のものでした。オール100点でしたよ」。

 宿題のエピソードは冗談を交えたものではあったが、中学時代の恩人であり、親友であることに変わりはない。学業の得手、不得手に違いはあっても「なんか仲が良かった」と当時を懐かしんだ。

 小林さんはカズの兄・泰年氏とも面識があったという。「よく宿題を自転車でとりに来てました。泰さんが自転車に乗って、知良が後ろに乗って」としみじみと思い出をかみしめていた。「点を取るなって言ってたんですよね」と予感が的中し、笑顔、また笑顔の同窓会となった。

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