讃岐vs岡山!いざ瀬戸大橋ダービー

 讃岐戦の勝利を目指す岡山イレブン
2枚

 J2第20節の“瀬戸大橋ダービー”カマタマーレ讃岐-ファジアーノ岡山は26日、香川県丸亀市のPikaraスタジアムで今季第1戦が行われる(午後7時キックオフ)。瀬戸大橋でつながる隣県クラブ同士の対決は今年で3年目。過去4試合は讃岐が2勝1分け1敗と勝ち越している。讃岐は宿敵相手に連勝を、岡山はタイに持ち込む白星を狙う。

 讃岐がJ2に昇格した2014年に産声を上げた「瀬戸大橋ダービー」。歴史はまだ浅いが、その戦いが持つ意味は十分に重い。過去4戦は讃岐の2勝1分け1敗。今年も地域のプライドをかけ、熱い戦いがピッチの上で繰り広げられるはずだ。

 昨年11月の前回対決では、讃岐が2-1で勝ち点3をつかんだ。地元・香川県出身のMF高木和正(31)が2ゴールを挙げる活躍を見せた。その高木は今月4日の第16節・C大阪戦で左太もも裏を負傷して戦線離脱。岡山戦での復帰を目指して調整を続けており「ダービーにはたくさんの人が来てくれる。自分が香川県代表として出場したい」と語る。

 岡山の攻撃陣では、今季7得点と好調のFW押谷祐樹(26)が闘志をみなぎらせる。一昨年の讃岐戦は2試合で3得点を挙げ、“ダービー男”と呼ばれた。しかし、昨年は5月の第1戦でイエロー2枚の退場を喫するなど、2試合とも不本意な内容だった。「ダービーはサポーターが熱くなって、讃岐も普段より強くなる。昨年はいい思い出がないので、今年は頑張りたい」。ダービー男復活を狙っている。

 守備陣でも楽しみな対決がある。岡山の元日本代表DF岩政大樹(34)と讃岐のDF藤井航大(25)。2人は東京学芸大の先輩後輩で、藤井は「岩政さんは自分にとって目標の選手。思い切って勝負したい」と力を込める。ともに長身のセンターバックで、力強いヘディングが武器。特にセットプレーでの激しい攻防に注目だ。

 今季は開幕から安定した戦いぶりでJ1昇格を視界にとらえる岡山。リオ五輪出場を決めたU-23日本代表のMF矢島慎也(22)らが織りなす攻撃は多彩で、DF岩政が統率する守備も堅い。讃岐も持ち味の堅守速攻を武器に上位浮上を狙う。

 ダービーマッチを前に、両クラブの指揮官も熱い思いを隠さない。「相手はJ1を目指すチーム。リスペクトしながらも、しっかりと戦って勝ちを目指したい」と讃岐・北野誠監督(48)。岡山・長沢徹監督(48)も「過去の戦績で言えば、この対戦は讃岐さんの方が上。我々はそこを乗り越えなくてはいけない」と必勝を誓った。互いに負けられない一戦。勝ち点3をつかみ、過酷な夏場の戦いに向けて弾みをつけたい。

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