代表監督問題に本田「日本人でもいい」

 「イタリア1部リーグ、ACミラン2-0チェゼーナ」(22日、ミラノ)

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は出場しなかった。今季、日本代表の試合などでチームを離れている期間以外で、本田に全く出番がない試合は初めて。2-0で快勝したミランは、暫定8位に浮上した。以下は試合後の本田のコメント。

  ◇  ◇

 -新しい日本代表監督が誰になるか、気になるか。

 「もちろんです」

 -どんなタイプの監督が合うと思うか。

 「選手の体型を見てもらえればわかるように、大柄か小柄で言えば日本は小柄な選手がそろっているから、そういった小柄ならではのサッカースタイル、世界に通用するサッカースタイルっていうものを目指してやっているので、それをしっかり理解してくれる監督、そういう人が日本代表の監督にはふさわしいと思うし、なおかつ世界のサッカーというものをいろんな角度から熟知した人間が必要なのではないか」

 -経験のあるヨーロッパの監督が良いか。そういう人が日本には必要か。

 「いや、別に日本人でもいいんじゃないですか。岡田(武史元日本代表監督)さんがやる気があるなら、岡田さんでもいいんじゃないですか。でも岡田さんがやる気ない可能性があるので、(オーナーを務めるFC)今治の方のクラブを一生懸命やっていると聞いている。やはり当然ながらヨーロッパにはいい監督がたくさんいる。だからまぁ、その比率の問題なのでは」

 -長谷部、長友、日本サッカー協会とは話をしているのか。

 「いや、あんまり話さない。ただアジア・カップの時は当然、ああいうゴタゴタがありながらの大会だったからどうなるのか、という程度の話はした。その後、監督が代わって(契約解除)からは特に話はしていない。協会からは説明があった」

 -今日のミランはボナベントゥーラが司令塔としてやった。ライバル争いも激しくなってきたが。

 「今日に限っては本当に勝ちが欲しかったわけだから、下位相手だったしホームだったし。その中で自分の出場がなかったのは当然残念。その中でもやれることというのはあったと思う。自分と同じようなポジションの選手が活躍するというのは、通常いいことではないのかもしれない。それは自分目線であって、むしろそれでチームとして機能するのであれば、自分が出た時にやりやすいのであれば、今後もおそらく次の試合も出ないでしょうけど。そうやって勝ち続けて勝ち続ける中でレギュラー争いをしていく方がよりいい。自分自身が出た時に活躍できると思うので、非常に今日の勝利、ボナベントゥーラがゴールしたということは、ポジティブに考えている」。

 -毎試合フォーメーションが変わっているが、どう思うか。

 「それを言ったら結構、監督批判みたいになりますね?でも、監督は探しているんだと思う。監督も悩んでいると思うし、逆にこの1年で監督に、このチームを再建させろという方が酷だと思うし、経験がないのは分かっていて就任させたわけで、(監督は)すごい悩んでいると思う。監督はすごい必死だと思うし、いろんなところからのプレッシャーもあるでしょうし、自分たちにはわからないほどのね。その中で選手もマネージメントしないといけない。様々な意見を持った選手もたくさんいて、違う国籍、文化で育った選手もたくさんいる中で全部、統率しないといけないんで、監督の気持ちも痛いほどわかる。自分目線で言えば、ただ都合のいい選手になるというのは求めていることと違う。なめられるというのとはまた違うが、やはり選手全員が前を向いて、次のアウェーの試合も打開していく。今日の出来はチェゼーナだから助けられただけというのは、選手、監督全員が分かっているはず。一喜一憂せずに勝った時こそ厳しく、負けた時はポジティブにいけばいい」

 -真ん中、右サイド、あるいは中盤に下がっても出る準備はできているか。

 「どうなんですかね、そこの考え方だと思う。結果を出してなくて外されたとするのであれば…。(自分は)このチームの中ではトップの方だし、点を取っているのは。それは理由にはならないと思う。おそらくいろんなものが絡んで優先順位として自分が外れた、というふうに納得するしか納得できないわけだから。ゴールだけがレギュラーでの基準というわけではない、というのが今日、ある意味証明された。自分が出た時はゴールはもちろん、チームにとって効果的なプレーというのが求められると思う」

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