本田フル出場でミラン6戦ぶり白星
「イタリア1部リーグ、ACミラン3-1パルマ」(1日、ミラン)
日本代表の本田圭佑(28)が所属するACミランは、ホームでのパルマ戦に3-1で勝った。フル出場した本田は右の攻撃的MFで先発し、前半途中から左へ移った。チームはリーグ戦6試合ぶりの白星で勝ち点を29に伸ばし、8位に浮上した。
リーグ6試合ぶりの勝利の味を、本田はじっくりとかみしめた。アジア杯出場で離脱した間、チームは1分け3敗。インザギ監督の解任論も出た中、「帰ってきてからの雰囲気というのは、行く前とやはり違った。特に監督はほっとしているのではないかと思う」と振り返った。
4-4-2布陣の右サイドハーフで先発したものの、前半28分に左サイドのチェルチとポジションチェンジした。指揮官は、チェルチのプレーがまずかったためと説明。突然の変更にも、本田は冷静に役割に徹した。
後半途中には4-3-3に変わり、本田は3トップの左サイドへ。「ボールを持った時の景色は、今までと全然違う」としながらも、献身的なプレーで勝利に貢献した。
最下位パルマを相手に、今年初の白星を挙げた。「自分らしく、自分のペースで何かこのチームにいいものを与えられたら、と思ってプレーしていた」。あとは昨年10月19日のベローナ戦以来となる自身の得点で、チームを上位へと押し上げるだけだ。





