今季Ｊ１、ナビスコ杯、天皇杯の３冠を制覇したＧ大阪が１４日、万博記念競技場で優勝報告会を行った。ＪリーグＭＶＰを初受賞したＭＦ遠藤保仁主将（３４）は来年もタイトル総ナメを宣言した。

　ホームに集結したサポーター約６５００人に、“ヤット節”であいさつ。「僕らは先に休みに入ります。皆さんは年末、学校、お仕事を頑張って」と笑わせたが、来年早々に始まる厳しい戦いへ向け、ゆっくりとは休んでいられない。

　日本代表として１月に始まるアジア杯には「アジアではトップにならないといけない」とキッパリ。クラブとしては２月にアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）が開幕する。「王者を目標に、１つでも多く勝つ」と、０８年以来の制覇へ闘志をみなぎらせた。

　クラブ史上初、００年の鹿島以来、１４年ぶりとなる３冠に「（他クラブは）自分たちを目標にするだろうし、それに打ち勝っていかないといけない」。歓喜の余韻は早くも封印し、王座防衛ロードへ目を向けた。