大仁会長が厳命!9月親善試合に新監督

 サッカーのW杯ブラジル大会で1次リーグ敗退に終わった日本代表が27日、成田空港着の航空機で帰国した。日本協会の大仁邦弥会長(69)は、退任するアルベルト・ザッケローニ監督(61)の後任人事について、技術委員会に対して、9月の親善試合を新監督の下でスタートできるように決定することを厳命した。また、原博実専務理事(55)は7月1日に臨時の技術委員会を開き、ザックジャパンの4年間を検証することを明らかにした。

 2018年W杯ロシア大会へ、スタートからつまずくことは許されない。1勝もできず、C組最下位でブラジルを去ったザックジャパン。ゼロからの出直しを余儀なくされただけに、大仁会長は強い口調で言い切った。

 「(新体制は)9月に間に合わせたい。監督代行にはしたくない。(原氏が指揮を執った)前回のようなことがあるので、今回は間に合わせる」

 前回南アフリカ大会後に新監督の後任人事に手間取り、ザッケローニ監督との契約合意にこぎつけたのが2010年8月30日。ビザの発給が間に合わなかったため、9月4日の親善試合パラグアイ戦、同7日のグアテマラ戦は原氏が監督代行として采配を振るった。ザックジャパンの初戦は、10月8日のアルゼンチン戦までずれ込んだ経緯がある。

 元メキシコ代表監督のハビエル・アギーレ氏(55)、コロンビア代表監督のホセ・ペケルマン氏(64)らが有力視される中、9月5日に予定される親善試合(対戦相手未定、札幌)から指揮を執るには早急に交渉を進める必要がある。今後は7月1日に臨時の技術委員会を開催。原専務理事は「まずはしっかり検証して報告する。それから会長の指示を仰ぐ」と説明した。

 同専務理事は、再びブラジルに出向く可能性は否定しなかった。指揮官の人選、交渉は急速に進みそうだ。

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