暴走ザックにメス 原専務理事が苦言

 「ブラジルW杯・C組、日本-コロンビア」(24日、クイアバ)

 サッカー日本代表の強化責任者にあたる日本協会の原博実専務理事(55)が20日(日本時間21日)、練習拠点を置くブラジル・イトゥで取材に応じ、アルベルト・ザッケローニ監督(61)と緊急会談を行ったことを明かした。これまで練習していないパワープレーを2試合連続で敢行するなど、“不可解采配”が目立つ監督の暴走に待ったをかけた形で、1次リーグ最終戦のコロンビア戦へ最善の策を取ることも確認した。

 手をこまねいていられる状況ではない。ザッケローニ監督との緊急会談を持った原専務理事は、チームについて「(選手)個々の良さが出ていない。チームの良さが出ていない」と評し、監督に「選手たちはこう感じているんじゃないか」などと選手の思いを伝えたことを明かした。

 「選手が感じていること」とは終盤のパワープレーに代表される“不可解采配”に他ならない。数人の選手からも意見を聞いたといい、「(やるなら)準備を徹底させることは必要」とした上で「それ(パワープレー)はこのチームには合っていない」と、監督の采配に疑問を呈した。

 ザックジャパンの練習は大半が非公開だが、W杯までの約4年間でパワープレーの練習は「していない」という。今大会もロングパスの受け手となる大型FWは招集していないため、原専務理事も「そういうメンバーではないので、違う方策を徹底してやるべき」と考えている。

 W杯南ア大会終了後、日本代表の監督選びは難航した。選任を担当した原専務理事(当時は技術委員長)が、数人の候補者との交渉が不調に終わった末に契約を結んだのがザック監督だった。連敗しザック監督への不安が膨らんだ昨年10月の東欧遠征後も真っ先に解任を否定するなど、二人三脚でやってきた。「本音で全部言う関係」という自負もある。

 コロンビア戦のノルマは、ギリシャ‐コートジボワールを考慮して「2得点以上の勝利」に設定した。原専務理事は「練習からどうすればいいのか。強弱、準備はどうすればいいのか。生活パターンや内容で今からやれることは何か。みんなで考える」と残り3日での調整法の見直しも示唆した。突貫工事でも勝てばいい。W杯はそういう戦場だ。

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