西村主審のジャッジがますます波紋

 サッカーブラジルW杯開幕戦のブラジル対クロアチア(12日・サンパウロ)における西村雄一主審のジャッジが、ますます波紋を広げている。

 14日のイタリア紙コリエレ・デロ・スポルトはインターネット上などに出回っている同主審がブラジルのユニホームを着た合成写真などを掲載した。そして2002年の日韓W杯で韓国対イタリアのバイロン・モレノ元主審の疑惑のジャッジなどを取りあげた。

 それによるとFIFAの審判委員会のブザッカ氏は問題のPKについて「PKの判断は正しかった。フレジがわざと倒れたか、倒れなかったはまた別の問題」と西村主審の正当性を認めた。

 日本代表DF長友のチームメートでクロアチア代表のМFコバチッチは「もしブラジルに優勝カップをあげたいなら、すぐに渡せばいい。あのPKは詐欺だし選手たちにとっても、ブラジル人にとってもよくないことだった。もうこんなことは今回限りで終わりにすべきだ」とやりどころのない怒りをぶちまけた。

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