サンフレ寿人PK弾で貴重な勝ち点

 「J1、G大阪1-1広島」(23日、万博)

 広島が23日、アウェーでG大阪と対戦。後半17分に佐藤寿人(32)がPKを決め1‐1で引き分けた。8日の川崎戦から、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を含め16日間で5試合を行う厳しい日程だったが、貴重な勝ち点「1」を獲得した。

 ゴール裏に詰めかけた、紫のサポーターの前で雄たけびを上げた。佐藤が勝ち点「1」を獲得する貴重なゴールをゲットだ。

 0‐1の後半17分。石原が獲得したPKだ。左足でゴール右隅へ確実に蹴り込んだ。「落ち着いて決めることができた」。サラリと言い放ったところが頼もしい。

 8日の川崎戦からACLを含め16日間で5試合。中2日、3日での試合が続いた。

 さらにリーグ戦は開幕からC大阪、川崎、浦和と続いた。強行日程に加え優勝候補との対戦。「力のあるクラブばかり。今日は勝てなかったけど最低限の結果は残せた」。万博では2000年4月8日に勝利して以降10戦未勝利だが、リーグ戦は4試合で2勝1敗1分け。勝ち点「7」と上々の滑り出しに安どした。

 個人ではJ2横浜FCの三浦が持つJ1通算139得点(歴代2位)に3点と迫ったが、「意識していない」と平常心を強調した。

 2クラブ目の3連覇、個人ではレジェンド超えを目指すエース。偉大な記録へ突き進む。

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