サンフレ快勝!3連覇に向けて好発進

 「J1、C大阪0-1広島」(1日、ヤンマー)

 鹿島に続く史上2チーム目の3連覇に挑む広島は、大物外国人FWフォルランを獲得したC大阪と対戦。完全アウェーの中で後半26分、DF塩谷司(25)が決勝ゴールを決め、1‐0で勝ち、好発進した。けが人続出の中、森保一監督(45)の指示のもと、全員サッカーで虎の子の1点を守り切った。次節は8日に本拠地・エディオンスタジアムで川崎と対戦する。

 後半ロスタイムの5分間は、必死の防戦だった。C大阪サポーターの大歓声が響く中、全員で塩谷が挙げた1点を守り切り、開幕星にたどりついた。

 フォルラン効果でサンフレサポーター席をのぞくとほとんどピンクに染まったスタジアムで、3連覇に向け好スタートを切った。森保監督は「開幕戦は独特な雰囲気がある。34分の1の試合だけど、自分たちのプレーができるかどうか。アウェーの雰囲気の中で内容はどうであれ勝てるかが大切」と満足そうに振り返った。

 主力勢が次々とけがで離脱。しかも2月22日の富士ゼロックス・スーパーカップ、25日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)と8日間で3試合とハードな日程が続く。後半20分には「3連戦を考慮してフレッシュな選手を入れた方がいいと判断した」とFW佐藤に代えて19歳のFW浅野を投入。森保監督は「3連戦の疲労のある中、タフな戦いの中、しのいでくれての勝ちも大きい」と喜んだ。

 昨年はけが人が出るとチーム成績が落ちた。しかし今年は違う。「チーム全体の底上げができている」と胸を張った。森保サンフレッチェが3連覇への第一歩を踏み出した。

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