柿谷4戦ぶり弾も…C大阪5戦連続△

 「J1、C大阪1‐1柏」(22日、長居)

 C大阪は後半38分にFW柿谷曜一朗(23)のゴールで追い付き、柏と1‐1で引き分けた。5試合連続引き分けのC大阪は5位のまま。前半38分にFW工藤壮人(23)が得点した柏は連敗を2で止め、10位に浮上した。

 優勝が遠のく5試合連続ドローだ。柿谷の4試合ぶりのゴールで追い付くも、首位との勝ち点差は今季最大タイの10に広がった。負けに等しい結果に背番号8は「勝ちたかった。たくさん見に来てくれたのに申し訳ない」と、3万人を超える大観衆にわびた。

 1点を追う後半38分、13試合ぶりに先発したFW杉本が頭で落としたボールを右足アウトサイドで流し込んだ。柿谷はすぐさまボールを抱えセンターサークルへと戻り、最後まで逆転を目指したがあと1点が遠かった。チームは15本のシュートを放ちながらわずか1点。エースは「フィニッシュの精度、レベルが高ければ」と悔やんだ。

 ゴール裏のサポーターからは容赦ないブーイングが浴びせられた。「『優勝』と言ってるから当然。情けないけど前を向いてやるしかない」。残りは8試合。柿谷はまだ、あきらめてはいない。

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