長友、右足首OK!攻撃陣サポート誓う

 「ブラジルW杯アジア最終予選、日本-イラク」(11日、埼玉ス)

 サッカー日本代表はアラブ首長国連邦(UAE)戦から一夜明けた7日、新潟市内で練習した。右足首痛のためUAE戦の出場を回避したDF長友佑都(25)=インテル・ミラノ=が、学生チームとの40分間の練習試合にフル出場。DF岩政大樹(30)=鹿島=の得点により1‐1で引き分けたゲームで、攻守にわたって復調をアピールした。チームは練習後、イラク戦が行われる埼玉へ移動した。

 不安を払しょくするかのように、ザックジャパンの“左の翼”が生き生きとピッチを駆けた。長友は、練習試合後、開口一番「足?大丈夫っすよ」と、イラク戦への意気込みを示した。

 大一番で、日本の攻撃力に火をつける。1点で終わったUAE戦では、MF本田が試合後に「追い越す動きが少なかった」と指摘した。「(本田)圭佑と、(香川)真司のところでの攻撃は、このチームの生命線。昨日の試合は、そこはまだまだだったと思う」と同調。イラク戦へ「追い越す動きを増やさないと」と、攻撃の中核をサポートすることを誓った。

 前日のサブ組で臨んだ練習試合では、圧巻のプレーを披露した。堅実な守備と積極的な攻撃参加でチームをけん引。大事を取ってUAE戦の出場を回避しただけに、状態は上がってきている。

 イラクのジーコ監督が警戒していることを伝え聞くと「光栄なこと。イラクはフィジカルもあって、スピードもあるが、僕らのサッカーができれば勝つことはできる」。抜群の運動量を誇る日本のダイナモが、強烈なエネルギーを注入する。

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