なでしこ11月に凱旋マッチを計画
「五輪メダリスト凱旋パレード」(20日、銀座)
日本サッカー協会が、ロンドン五輪で銀メダルを獲得した日本女子代表「なでしこジャパン」の凱旋試合を11月に計画していることが分かった。大仁邦弥会長(67)が、「11月ですか?その辺は女子委員会でどうするかやっています。近々、方向を出せると思います」と明かした。
国際サッカー連盟(FIFA)は代表同士の試合を行うために設けた「国際Aマッチデー」を11月24日から29日に設定しており、会長は「(Aマッチデーを)活用した方がいい」とした。11月23日、24日、12月1日、2日に全日本女子選手権が予定されていることから、試合が実現するとすれば11月27日か28日になる可能性が高い。
女子委員会の上田栄治委員長は「今月下旬に委員会があるので」と月末をめどに結論を出す考えだ。五輪の決勝で戦った宿命のライバル・米国との再戦が期待されるが、上田委員長は「まったく(話し合っていない)。仮定で話はできない」と対戦相手については白紙を強調した。
盟友のFWワンバックを擁する米国との再戦を望んでいる沢は、五輪メダリストのパレードに参加。首からかけた銀メダルを手に、沿道からの「サワー!」との歓声に「ありがとうございまーす!」と笑顔。50万人と発表された大観衆に「こっちが涙が出るぐらい感動しました」と感謝した。
体操男子の内村航平と同じバスで「内村さんファンが多くて、一緒の車に乗れたのでキャーッと言ってもらえた」と、はしゃぐ一幕も。悲願のメダルを獲得した喜びをあらためて実感した沢。年内の試合が決まれば再出発の第一歩となる。