計量失格の佐野遥渉は4回KO勝利 試合後は謝罪「反省して、信頼してもらえるようなボクサーに」
「ボクシング・8回戦」(23日、錦秀会住吉区民センター)
IBF世界スーパーフライ級13位の佐野遥渉(23)=亀田=が4回1分9秒KOで、フィリピン・バンタム級13位のクリスチャン・レガネ(24)=フィリピン=を倒し、亀田ジム移籍初戦を飾った。佐野は前日に行われた公式計量でバンタム級リミットの53・5キロを100グラムオーバーして失格。当日計量を実施し、リミット8%以内(上限57・8キロ)の体重戻しで試合が成立すると両陣営は合意したことで試合は成立した。
当日計量を57・3キロでパスした佐野は、リング上では軽快な動きを見せた。ジャブでリズムをつくり、距離が詰まると左右のボディーをたたき込む。4回に右アッパーカットを見せた直後の左ボディーのコンビネーションで相手にテンカウントを聞かせた。
試合後は快勝にもかかわらず、神妙な表情。勝利者インタビューでも「プロとして絶対あってはいけないこと。申し訳ございませんでした」と謝罪。計量前日に約4キロの水抜きを行い、あとはつばなどで落とすつもりだったが、試合間隔が空き、体も大きくなったことで誤算が生じた。初めて試みた大量に水を飲む減量法もうまくいかず「最後の100グラムがどうしても落ちなかった」と明かす。
計量失格後は失意のどん底で「本当に自分が試合をしていいのか」と悩んだ。そんな時にIBF世界フライ級の矢吹正道(緑)から励ましのメッセージが届き、試合でしっかりしたパフォーマンスを見せることが大事だと「気持ちを切り替えられた」と明かす。
今回の失格で今後6カ月間のライセンス停止処分が科せられる。「しっかり自分と向き合い、反省して、皆さんに信頼してもらえるようなボクサーになりたい」と話した。栄養士をつけるなど再発防止を徹底し、再起を目指す。JBCからは1階級上げるように指令が出るが、階級については「バンタム級でもいけると思う」ともいい、陣営と相談するとした。
