“リアル春麗”木村萌那が判定辛勝、“もな蹴り”不発「点数がつけられない」苦戦に猛省【K-1】
「K-1 WORLD MAX 2026」(12日、代々木第二体育館)
世界的な“大バズリ”で注目された“リアル春麗”木村萌那(25)は、K-1女子フライ級(52キロ以下)でマリン・ニコル(スイス)を、延長ラウンドの末3-0判定で辛勝。戦績を5戦5勝(2KO)とした。
ヒヤリとした。3ラウンドを終え1人が木村、1人がドロー、1人がニコルを支持するジャッジ。延長ラウンドに突入し、手数で押し切った。「点数がつけられないような戦いでした。綺麗に勝って、チャンピオンとやりたいと思っていたけど、そんなこと言える立場でない」と反省。過去最も練習してきた自負があるだけに「やってきたことがここまで出ないと、どうしたらいいか分からない。自分を見つめ直したい」と続けた。
ニコルは蹴りの比重が高いサバットの元女王。予想外に距離を置き、左右構えを頻繁にチェンジする戦法に手こずった。片足立ちから前蹴り、横蹴りを顔面に繰り出す“もな蹴り”は不発が目立ち、2ラウンドからボクシングベースの戦いに変えた。「前蹴りの対応をしっかりしていた。蹴りたくないと思わされるような対応だった。ボクシングスタイルに変えたのはいいものの、蹴りが飛んできた。私のボクシングは来たところに行くスタイル。(自分から)行けなかった」と振り返った。
とはいえ、まだプロ5戦目。攻撃を自ら組み立てること、カウンターからの追撃などの課題が見つかった。
会見後は地元の岐阜県瑞穂市の森和之市長、同市出身の伊藤恵介衆院議員に激励され、笑顔で応じた木村。同市のPR大使を任命するプランを明かされた。
木村は「今まで前蹴りでどうにかできちゃって、あんまり辛い思いとかしてなかった。プロって甘くないし、チャンピオンは簡単に取れるもんじゃないんだと思った。今このタイミングで、いい経験になったと思います」と前を向いた。
そして「今回は“もな蹴り”を期待してくれていたのに、ちょっとしか出せなかった。あまり盛り上がりの少ない試合をしてしまって本当に申し訳ないです。でも課題が明確に見つかったので、次戦は前蹴りも含めてプロとして、K-1選手として沸くような試合を作り上げるので、もうちょっとだけ待っててほしいです」と呼び掛けた。
