元世界王者・西田凌佑 強打のメルカドに7回負傷判定で完勝 井上尚弥との対戦にも意欲「やってもらえるのならお願いします」
「ボクシング・IBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦」(15日、HOS住吉スポーツセンター)
同級8位で元IBF世界バンタム級王者の西田凌佑(29)=六島=が7回2分53秒3-0の負傷判定(69-64×3)で、同級4位のブライアン・メルカド(30)=メキシコ=を下し、挑戦権を獲得した。
昨年6月の中谷潤人(M・T)とのWBC・IBF世界バンタム級統一戦で右肩を負傷し、6回終了時の棄権で初黒星を喫した西田の再起戦。階級をスーパーバンタム級に上げての初戦だった。バンタム級から体重上限が約1・8キロ上がったことにより、過酷を極めた減量が緩和されたこともあり、本来の動きで完勝した。
32勝(26KO)1敗と高いKO率を誇るメルカドの強打にもひるむことなく前進。2回に偶然のバッティングで左まぶたをカットしてからは負傷判定になる可能性も考慮してさらにプレッシャーを強め、左ストレート、左ボディーで相手を追い込んだ。7回に西田の出血がひどくなり負傷判定となったものの、スコアは明白。「この階級で評価が高く、パンチのある相手に勝つことができて自信になった」と階級を上げた効果を語った。
六島ジムの枝川孝会長は「世界戦になったらもっと厳しい戦いになるけど、一回リセットして、練習させて、世界戦に挑みたい。彼はモンスターとやりたいのが一番の夢やろうから実現したらうれしいよな。ボクサーというのは強いもんとやりたいという思いでやらないと。世界一を目指しているわけやから」と今後について話した。現在のスーパーバンタム級では主要4団体の統一王者として井上尚弥(大橋)が君臨する。5月に中谷との対戦が決定的な井上は次戦後に王座を返上する可能性もあるが、その場合、西田は王座決定戦に臨む方針だ。
西田も「挑戦権を獲得できたので、やってもらえるのならお願いします。頑張ります」と力強く宣言した。





