カシメロ 貫禄の5回TKO勝利 自ら望んだ再起戦で溝越斗夢を一蹴 「ルイス・ネリと戦いたい」と悪童対決を希望
「ボクシング・8回戦」(27日、愛知県国際展示場)
元世界3階級制覇王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)が、再起戦で元ユーススーパーバンタム級王者の溝越斗夢(LUSH)に5回1分10秒、TKOで勝利した。勝利直後のリング上でのインタビューでは「ルイス・ネリと戦いたい」と対戦を希望した。
カシメロは1回は力強い左右のフックで攻撃。2回は溝越の右カウンターを被弾して一瞬、後退する場面もあったが、すかさず反撃した。3回は強い右ストレート、さらに左フックも浴びせて相手の顔面に鼻血が吹き出した。
5回は連打で相手をぐらつかせると、さらにたたみかけてダウンを奪った。溝越は立ち上がったが、レフェリーが試合を止めた。
カシメロは10月25日にキルギスで行われた58・0キロ契約10回戦で、当時日本フェザー級7位(現6位)の亀田京之介(MR)に0-3で判定負けしていた。自らこの日の再起戦を希望し、日本のリングに上がっていた。
この日の勝利で通算成績は35勝(23KO)5敗1分け1無効試合となった。





