試合当日に激震!寺地拳四朗のサウジ世界戦が消滅か 王者ガルシアが前日計量後に入院と報道 日本勢8人目の3階級制覇も霧散

 26日の公開計量で向かい合ったウィリバルド・ガルシア(左)と寺地拳四朗
 26日の公開計量で向かい合ったウィリバルド・ガルシア(左)と寺地拳四朗
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 27日にサウジアラビアで開催されるボクシング世界戦興行で、IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチに臨む元世界2階級制覇王者の寺地拳四朗(33)=BMB=と対戦予定だった王者ウィリバリド・ガルシア(36)=メキシコ=が26日の前日計量後に体調を崩して入院したため、試合が中止となることが同日、明らかになった。米老舗専門誌リング誌が報じた。同誌によれば、主催するサウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官が代替の対戦相手を2人リストアップしているという。

 寺地はスーパーフライ級転向初戦で世界王座に挑戦し、日本勢史上8人目となる3階級制覇が懸かっていた。また、同王座を奪取すれば、次戦で世界3団体統一同級王者“バム”ことジェシー・ロドリゲス(25)=米国=との4団体統一戦が実現する可能性も高まっており、試合前には「こここで絶対に勝ってチャンスをつかみたい。(負けたら終わりの)危機感はあるが、やる気もその分増える。すごくワクワクしている。いつも以上の実力を出せるんじゃないか。モチベーションは今までと違う」と語っていただけに、無念の世界戦消滅となった。

 26日の前日計量では寺地が規定を200グラム下回る51・9キロ、ガルシアは51・6キロで一発クリア。公開でのセレモニー計量では両者ともに出席し、フェースオフでにらみ合った後、握手を交わしていた。

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