拳四朗 減量に頼もし120万円の新兵器「安心感がある」加藤トレーナー「減量うまくなった」
「ボクシング・WBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(23日、エディオンアリーナ大阪)
王者の寺地拳四朗(32)=BMB=が13日、WBA同級1位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)との世界戦に向けて、練習拠点とする都内の三迫ジムで練習を公開。練習前の会見では、減量に向けて投入した超高額の“新兵器”の効果を語った。
昨年9月のブドラー戦後、拳四朗は定価120万円を超える体組成計「InBody470」を購入した。以前は週に1度の頻度で体脂肪を計りに行き、加藤健太トレーナーに数値を報告していたが、自宅に環境が整ったことで毎日朝、晩、練習前の3度計測するようになった。いつでも自分の数字が見えることにより、「安心感がある」と言う。加藤トレーナーも「そのかいあってか体重も順調に落ちた」とうなずいた。
実際にここまで「減量は順調」とチャンピオン。体脂肪の割合は減量に大きく関わり、加藤トレーナーは「体重が一緒でも体脂肪が違うと『ペースが遅いよ』ということがある」と話す。拳四朗の場合は7~8%の間を推移するという。
今回、計量前の水抜きは3キロ行う予定。拳四朗は過去の減量期間との違いを感じているようで「最後に汗が出ないというのはなくなった感じ。1回で落としきるんで。昔は2回に分けていたりしたけど、それが1回でできるようになった。ストンと落ちます」。加藤トレーナーも「体重に対しても意識が高くなった。減量もうまくなっているというか、ちょっとずつ楽になっている」と目を見張った。