スターダム上谷沙弥が禁断の金的攻撃も 異例の男女対決は悪徳軍団同士が入り乱れノーコンテスト「EVILの首取るまで逃がさねえ」
「プロレス・新日本」(19日、後楽園ホール)
極悪レスラー・EVILのプロデュース興行「粛清の夜」が行われ、メインイベントでは女子のスターダムの2冠王者・上谷沙弥(28)が、高橋裕二郎(44)とシングルマッチで戦った。地上波テレビ番組にも多数出演し、今年大活躍の悪役ヒロインは異例の男女対決で真っ向勝負を繰り広げたが、ヒール同士とあって互いに所属する悪徳軍団同士が介入する泥仕合に突入。最後はレフェリー不在の中で両軍が入り乱れ、9分56秒、無効試合の不透明決着に終わった。
大会前日に急きょ発表された注目の男女対決は、当日まで試合順が発表されていなかったものの、フタを開けてみればメインイベントの舞台となった。上谷は所属する悪徳集団「H.A.T.E(ヘイト)」の面々を従え、入場すると同時に奇襲攻撃で先制。激しい張り手合戦で意地を見せ、禁断の金的ローブロー攻撃も繰り出し、場外へのプランチャ攻撃などでペースを握った。
ただ、次第にリング上は収拾がつかなくなった。上谷の攻撃がレフェリーに誤爆して不在になると、裕二郎がトーチャーツール(凶器)を持ち出したところでヘイトのメンバーがリングインし、逆に凶器を用いて総攻撃を仕掛けた。さらに、それを受けてSANADAらハウス・オブ・トーチャー(HOT)の面々も登場。ノーコンテスト裁定が下り、観客からは「もう1回」の声も飛び交ったが、悪の首領EVILが現れ「女子に勝てないとは何をやってるんだ。粛清してやる」と、裕二郎との同士討ちに突入した。
バックステージに引き上げた上谷は「このままで納得いくわけねえだろう。男も女も関係ねえから。このままだと負けるから(HOTのメンバーを)乱入させたんだろ」と収まらない様子。さらに続けて、「EVIL、今日(自主興行に)沙弥様を呼んだってことは、わかるよな?沙弥様がお前の首を取るまで、逃がさねえからな」と声を荒げた。



