ウルフ・アロン 1・4デビュー戦がいきなりタイトル戦に “金ベルト”懸けEVILと激突!新日本初の快挙へみなぎる自信

 金色にペイントしたベルトを掲げるEVIL(右)とウルフ・アロン(撮影・園田高夫)
 ベルトに金のスプレーをするEVIL
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 新日本は4日、都内で来年1月4日の東京ドーム大会に関する会見を開いた。同大会でデビューする東京五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン(29)は、既に発表されていた対戦相手のEVILと共に登壇。NEVER無差別級王者でもある極悪レスラーが急きょベルトを懸けることをぶち上げたため、デビュー戦がいきなりタイトルマッチに変更された。また、大会の模様はテレビ朝日で当日22時15分から放送されることも決まり、プライム時間帯(19~23時)での地上波放送は約24年ぶりとなる。

 プロレス初戦でいきなりベルト奪取のチャンス到来だ。ウルフは「(入団発表から)半年で培ってきた技術、体力、そしてプロレスに対する思い全てをぶつけて勝利したい」と決意表明。一方、EVILは持参したNEVERのベルトに金色のスプレーを噴射する暴挙に出て、「見ろ!これは金メダルやな。そして俺がプロレス界の金メダリストだ。グリーンボーイ、お前もそう思うだろ」と挑発した。

 ウルフは相手のペースに乗らず「五輪で優勝した金メダリストは僕です」とポケットから本物の金メダルを取り出し、「今の僕にとって持っていても仕方のないもの。今、目指すべきはプロレスなので」と、裸一貫の覚悟を示した。

 ただ、極悪レスラーの耳には届かず「俺のことを金メダリストじゃないっていうことはイコール、ベルトをリスペクトしていない、イコール新日本のこともリスペクトしていないってことだな。お前はやっぱり内心、五輪の金メダルの方が上だと思ってんだろ。この売名野郎が!お前は売名の金メダリストだ」と強引にまくし立て、「お前、デビュー戦にビビってんじゃねえの?さらにプレッシャーを掛けてやるよ。このNEVERを懸けたタイトルマッチにしてやるよ」と提案。「俺に喧嘩売ったことを後悔させてやる」と高笑いした。

 想定外の展開に巻き込まれたウルフだが、デビュー戦でベルト奪取となれば団体初の快挙となる。ただ、EVIL率いる悪徳集団ハウス・オブ・トーチャーの介入や凶器攻撃など、柔道時代にはあり得ない事態も見込まれるが、超大型ルーキーは「(相手の反則も)想定している。やってきたこと全てをマットの上で表現できれば」と自信をみなぎらせた。

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