メイウェザー似を自認?那須川天心と6・8対戦サンティリャンが来日「簡単に勝てる、天心は同じ悪夢を見る」愛称は“美男子”ではなく“悪童”だった

 来日したWBA6位ビクトル・サンティリャン
 来日したWBA6位ビクトル・サンティリャン。首には日本語で「難来る無いさ」というタトゥーが入っていた
 少ない荷物で来日した来日したWBA6位ビクトル・サンティリャン
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 「ボクシング・10回戦」(8日、有明コロシアム)

 WBC世界バンタム級1位の那須川天心(26)=帝拳=が世界前哨戦としてノンタイトル10回戦を行う、WBA同級6位ビクトル・サンティリャン(29)=ドミニカ共和国=が2日、羽田空港に来日した。2度目の来日となるが、「大きなチャンス。最大のパフォーマンスを出したい。天心はいいボクサーだが、私の実力からすれば簡単に勝つことができると思う」と豪語した。

 赤いジャージーのセットアップにサングラス姿のサンティリャンは、小さなスーツケース1個とポシェット、ドリンクボトルという身軽な恰好で到着ロビーに現れた。スキンヘッドに口ひげをたくわえ、サングラスを着用。また、右腕には「IKIGAI」、首の右後ろには日本語で「難来る無いさ」と“なんくるないさ”の当て字と思われるタトゥーを入れ、「前回来日時に日本を気に入ったので、ドミニカで彫ったんだ」と明かした。

 天心については2月の元世界王者ジェーソン・モロニー戦の映像を見たといい、「いい試合だと思ったが、あれを見て私は勝てると思った」と自信を見せた。また、天心が18年大みそかに元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(米国)とエキシビションマッチを行っていることも知っていたといい、「有名な選手と戦うことはとてもモチベーションになる」と発奮。また、天心は「自分の中のトラウマを克服したい。スキンヘッドの選手に1回やられているので恐怖症がある」と、ルックスが似ているサンティリャンをメイウェザーに重ねて闘志を燃やしていたが、サンティリャンも否定はせず「(同じような)ひげと髪形なので、メイウェザー戦と同じように悪夢を見ることになるよ」と笑いながら不敵に予告した。

 主催者発表では「美男子」というニックネームで紹介されていたが、本人は否定。「自分では好きじゃないけど『チコマロ(悪童)』と呼ばれているんだ」と、180度違う愛称を明かした。プロ戦績は14勝1敗で、23年6月に石田匠とのWBA挑戦者決定戦で接戦を演じ判定負けしたが、判定についてWBAに抗議した因縁もある。「今回は疑問を出すことなく勝ち切りたい。大観衆の前で(判定が)盗まれないようにね」とくぎを刺した。

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