衝撃127秒防衛の武居由樹 今後は「まず指名試合」も統一戦に意欲「もう1本ぐらいベルトを。1本では物足りなくなった」リングサイドのWBA休養王者・堤がニヤリ
「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(28日、横浜BUNTAI)
王者武居由樹(28)=大橋=が同級8位のユッタポン・トンデイ(31)=タイ=と2度目の防衛戦に挑み、衝撃の1回2分7秒TKO勝ち。防衛に成功した。武居は3回目の世界戦で自身初のKO勝利となった。
当初は1月24日の井上尚弥と同じ興行で対戦予定だったが、武居の右肩関節唇損傷のケガで延期に。満を持しての一戦だった。127秒で3度のダウンを奪う圧巻の勝利に「ユッタポン選手本当にありがとうございました。今日は倒さないといけないと思って、最初から飛ばしました。メーンイベントで勝てて本当に幸せです」と、傷一つ無い顔で語り、「まずは指名試合をクリアしないといけない。それをクリアしたら、誰とでもやる。でももう1本ぐらいベルトを」とニヤリ。リングサイドではWBA休養王者の堤聖也も笑顔を浮かべていた。6月にはWBC王者中谷潤人とIBF西田凌佑の統一戦も行われる中、戦国バンタム級の行方に注目が集まる。
試合後の会見で武居は統一戦について「(どの団体のベルトかは)なんでもいきます。最近1本じゃ物足りなくなってきた」と語り、これまで対戦を望んできた那須川天心の名前を出さなかったことについては「彼はまだチャンピオンじゃないので。(那須川が取れば)それもいい。応援してます」と語った。





