カルデナス 一矢報いた 猛攻耐えるも打ち合いの末に散る「全てをささげた結果なので悔いはない」

 カルデナス(右)と激闘を繰り広げた井上尚弥
 試合後の会見で、善戦した井上尚弥戦を振り返るラモン・カルデナス(右)
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 「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(4日、ラスベガス)

 聖地ラスベガスで、モンスター伝説にまた新たな1ページが加わった。4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(32)=大橋=が、挑戦者のWBA1位ラモン・カルデナス(29)=米国=を8回45秒TKOで下し、防衛に成功。2回にはまさかのダウンを喫したが、逆転でプロ30勝目(27KO)を飾った。伝説の世界ヘビー級王者、ジョー・ルイス(米国)と22で並んでいた世界戦でのKO勝ちは歴代最多記録を樹立。4団体王座同時防衛は4度目で“カネロ”サウル・アルバレス(メキシコ)と並ぶ最多記録となった。

 カルデナスは圧倒的不利な下馬評の中、2回に先にダウンを奪い、一矢報いた。打ち合いの末に散り「ラスベガスの大観衆の前で闘うのが夢だった。全てをささげた結果なので悔いはない」と潔かった。猛攻にもよく耐え、井上尚に「映像の2、3倍強かった」と言わしめる善戦。4本のベルトを奪う番狂わせは起こせなかったが、勇敢な挑戦者は「キャリアの輝かしい一部になることは間違いない」と激闘を誇った。

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