「日本初ウエルター級世界王者になる男」佐々木尽、6・19WBO王者ブライアン・ノーマンJr.に挑戦 3月渡米で“挑戦状”直談判が成就
ボクシングWBO世界ウエルター級2位の佐々木尽(23)=八王子中屋=が世界タイトルに初挑戦することが25日、主催者から発表された。6月19日に大田区総合体育館で、WBO世界同級王者ブライアン・ノーマンJr.(24)=米国=に挑戦する。ウエルター級では日本勢として1989年12月の尾崎富士雄以来36年ぶりの世界挑戦で、戴冠すれば日本勢初となる。佐々木の戦績は19勝(17KO)1敗1分、ノーマンJr.は27勝(21KO)1無効試合。同興行は、Leminoプレミアムで配信される。
佐々木は1月24日に坂井祥紀(横浜光)を破った後、リング上で世界挑戦をアピール。さらに3月末には渡米し、ラスベガスで開催されたWBO世界ウエルター級タイトルマッチを現地視察した。KO勝利で同王座を防衛したノーマンJr.とバックステージで初対面し、漢字で書かれた「挑戦状」を手渡して対戦を直談判。英語で「チャンピオン、おめでとうございます。私は佐々木尽です。日本で初のウエルター級の世界王者になる男です」と自己紹介し、「少し時間をおいて、偉大な王者であるあなたに挑戦したい」と直訴していた。
また、佐々木がこの日付で返上した東洋太平洋ウエルター級王座決定戦として、同級8位の田中空(大橋)が4位の小畑武尊(ダッシュ東保)と対戦。さらに、IBF世界ライトフライ級王座決定戦として、同級1位クリスチャン・アラネタ(フィリピン)が、2位のタノンサック・シムシー(タイ)と戦う。




