中谷潤人宣言 Sフェザー級まで上げて狙う!6階級制覇 来春計画の井上尚弥戦「最終目標ではない」
ボクシングのWBC世界バンタム級王者、中谷潤人(27)=M・T=が14日、都内でWOWOWの番組収録に参加した後、取材に応じた。来春計画されている4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(32)=大橋=との夢の一戦について言及したほか、将来的にはスーパーフェザー級まで上げることを視野に入れ、マニー・パッキャオ(フィリピン)らと並ぶ史上最多の世界6階級制覇に挑戦する意向を明かした。
中谷は将来的な6階級制覇へ展望を語った。すでにフライ級、スーパーフライ級のベルトは巻いている。スーパーフェザー級までは戦えるとの考えを示し「(現在も)スパーリング相手はスーパーフェザーやライトくらいの選手が多い。より工夫は必要になるが、成長で体がどれだけ大きくなるかもある。無理はせず、いいパフォーマンスができるところで戦っていきたい」と見通しを示した。
スーパーバンタム級では、尚弥との夢の頂上決戦が来春計画されている。世界が注目するビッグマッチとなるが、中谷は「(尚弥戦が)最終目標ではない」とも言い切った。かねてパウンド・フォー・パウンド(階級を超えた最強ランキング)1位を見据えているだけに「(目標達成までの)過程で井上選手という大きな選手がいる」と、改めて強調。また、現時点での尚弥戦への公算については「まだ階級も違うので、まだ勝算は見えてないが、これから体重を上げて体をつくっていったところでプラスの部分が大きい。スピードも上がるし、パワーもつく」と伸びしろへの自信をにじませた。
オフにはテレビのバラエティー番組にも出演したが「踊る!さんま御殿!!」ではMCの明石家さんま(69)に初対面した際、「うわさの中谷やな」と声をかけられたという。来春の頂上決戦も控える“BIG BANG”の存在はお笑い界のモンスターにも届いており「ああ知ってくれているんだと。うれしかった」と、注目度の高まりに胸を躍らせていた。