「北朝鮮を頼むぞ」猪木さんとの生前最後の会話、松浪健四郎氏が明かす「これからも終生アントニオ猪木を忘れないで」
22年10月に79歳で死去した元プロレスラーのアントニオ猪木さんのライセンス運営管理を行う猪木元気工場(IGF)は、猪木さんの誕生日である20日、新社長に実弟の猪木啓介さん(77)が就任したことを発表した。啓介さんの著書「兄 私だけが知っているアントニオ猪木」(講談社)出版記念も兼ねた就任披露パーティーが都内で開かれ、参加者350人が集まった中、啓介社長は「日本にもう一度元気になってもらうために、元気を発信していきたい」と所信表明を行った。
来賓として出席した元国会議員で日体大理事長の松浪健四郎氏(78)は壇上で挨拶を行った。「なぜ私が挨拶なのかわかりません」と謙遜しつつ、猪木さんと最後に会った際に「北朝鮮を頼むぞ」と言われたことを吐露。松浪氏自身、スポーツ交流でたびたび北朝鮮に渡航しているが、13年11月に猪木さんと現地で同行。猪木さんとの出会いは松浪氏が学生時代、米国でだったといい「私の左耳がつぶれていて、レスラーだとわかったからだと思います。私の弟子が(プロレス・格闘技で)猪木さんに育てていただきました」と振り返った。
「啓介さんがIGFの社長に就任され、本を出版された。赤裸々に記された名作で、猪木さんのバイブルと言っていい力作だと思う」と「どうか皆さん、これからも終生アントニオ猪木を忘れないで、色んな形で応援してください」と呼びかけ、参加者から拍手を受けた。



