井岡一翔 6年連続大みそか出陣 ホスベル・ペレスと初防衛戦 地上波撤退でABEMAが独占生中継

 おおみそかにWBA世界Sフライ級タイトルマッチ対ホスベル・ロペス戦が決まった井岡一翔(撮影・三好信也)
 大みそかにWBA世界Sフライ級タイトルマッチが決まった井岡一翔(左)とテレビ画面での出演となった対戦相手のホスベル・ペレス(撮影・三好信也)
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 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(34)=志成=が27日、都内で会見し、同級8位のホスベル・ペレス(28)=ベネズエラ=を相手に初防衛戦を行うと発表した。恒例となっている大みそかの試合は、2018年から6年連続で通算12回目。地上波放送は撤退したものの、動画配信サービス「ABEMA」による独占無料生中継が決定し「ファンの皆さまに、最高に喜んでもらえる試合をしたい」と世間に勝利を届けると意気込んだ。

 毎年恒例の大みそか興行で、井岡が世界王者の貫禄を見せ、ファンに勝利を届けると約束した。「今年も大みそかに試合をしたい気持ちが強かった。期待してくれる方々のためにも、最高の日にできるようにしたい」と決意を込めた。

 一時は危ぶまれていたが、どうにか開催にこぎ着けた。6月にWBA王座を奪取後、対戦を熱望するWBC王者のフアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)との王座統一戦へ交渉をしていたが難航。対戦は来年以降に持ち越しとなった。それでも、2023年の大トリ役として期待され、試合をしたい思いは強くなったという。

 「エストラダとの試合が大みそかにできなくなって、今年は戦わずに家族とゆっくり過ごそうかとちょっと頭にもよぎったけど、何か違うと。今しかできない現役生活の中で、今年の最後に試合をして、いい年を迎えたいなと思った」と決意。約2週間前に合意したペレス戦へ、今は気持ちを切り替え、都内のジムなどでトレーニングに励む日々だ。

 ペレスは20勝18KOの好戦的な選手。ベネズエラからリモートで会見に出席した相手を前に「レベルの違いを見せて勝たないといけない。チャンピオンとしての強さを見せないといけない」と抱負。来年のエストラダ戦実現のためにも、勝利を義務付けた。

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